静岡ツアー日記★3日目
さてさてついにトライアスロンのような
一日3回野外興行の本番です!
倒れた者は置いていくぜ!
てか倒れんでくれ!!
が合言葉。
焼津でおばちゃんの美味しいおでんをたまと頂いて温まり、静岡でともちゃんと合流。
早速ストリートフェスティバルin静岡の会場、青葉シンボルロードへ。
今日はこの街路樹の続く歩道のスタート地点と、行き止まり地点と、真ん中でお芝居します。
相変わらず飄々と頼もしいストフェス実行委員の佐藤さんに会ってちょっとホッとするまりまり。
一回目11時の舞台は
ストフェス参加アーティストさんの作品、
素敵な白いオブジェの前に決定!
って事でオブジェの作家sangoさんにご挨拶して
まりまり旗をはって(佐藤さんが手伝ってくださいました!)
東京から運んできた椅子を並べて・・・
…とバタバタしてたら、ネットで知ったお客さんが家族で最前に座って下さいました。これでもうひと安心。
お隣に届くほど声を張り上げ最後の呼び込みをして(これがいけなかった)いよいよ本番スタート!
踊りだしたらお客さんがどんどん集まる。
たまは凄い気迫。いつも2分で終わる「桃太郎」が体感1分で終了!
「一生懸命ほたが練習した静岡弁チェックしてあげてください」
と、ともちゃんがアナウンスしてくれて
「天女の羽衣、静岡ことば編」スタート。
演じながらストリートの向こうに青い水平線が見える気がした。天女が空に帰って行くと家族連れのお母さんが泣いてる。
それから休みなく「アラジンと魔法のランプ」
気合いを入れて客席を見ると、まりまり大先輩の里見のぞみさんが浜松から応援きてくださり到着!うれしいー頑張るぞ。
しかし段々気になっていたお隣りのステージの音楽、どうやらボリュームを上げたね〜こっちは生声なのよ〜。ほたは張り上げすぎて喉が痛くなる。
何とか1回目終了!!
投げ銭集めも最近は恥ずかしがらずに出来るようになりました。
うん!って頷きながらお金を入れて下さる方々に、まりまり大感激でした。
やっとこ会場を片付けてお昼を食べに、静かなお店「ほるへ」へ。
ストリートの綺麗な緑が見下ろせる、静かな窓辺の席。
4人でおばちゃんの美味しい玄米粥とじゃこ丼を食べながら
里見さんに感想を聞く…ドキドキ。
「面白かった、面白かったけど、基本が話芸だから、どうしても言葉を届けようとしちゃう
皆ちゃんと座ってくれて場は出来てるので焦らなくていい
自分たちだけが世界を作るんでなくて
あの場所ごと違う世界にしてしまうのがいい
基本が話芸でもそれは出来るはず」
そうそう、里見のぞみさんの路上パフォーマンスは、道を歩いていて
深い穴の世界に落ちてしまったように、お客は取り込まれてしまう→http://white.ap.teacup.com/nozomisatomi/
「どうしたら出来るでしょう」
「それはね…ムニャムニャムニャ…」
その秘密を話してくれた時の里見さんの目は魔法使いみたいだった。
私は喉をマッサージしてホッカイロを貼りながら、次の回が楽しみになって来た。
肝心なことが分かれば闇雲なリキミは抜けるのだ。
2回目14時の舞台
今度はお客さん集めに躍起になるのは止めにして、楽にスタート。
と言うか30分前には昔話まちの子どもたちが一杯!
浦島太郎を始めると、綺麗な海の浅瀬の貝殻まで見える気がする。
静岡の海って、綺麗だなーなんちゃって。
終わった後、お客さんがすごく近くに感じる。
ネズミの嫁入り
不思議なオルガン
声が街にスカーンと届く手応え。芝居が楽しくて仕方ない。
最後「証城寺の狸」には劇団渡辺さんがちょこっと参加して下さいました
飲食コーナーでホットチョコレートとチャイを飲みながら3回目に向けて作戦会議。身体は疲れているけど、なんだか幸せな気分!
たまは凄い元気。リポDとアミノ酸をほたとともちゃんにくれる。
心配して悪い事ばっかり考えちゃう私から、魔法をかける側の私へ。
ついに
ラストステージ16時の舞台!!
白雪姫
はなさか爺さん
マッチ売りの少女
証城寺の狸
楽しかった。最後は劇団渡辺の皆さんも参加して大勢で狸音頭。
お客さんがみんなみんな笑顔だった。
いままで、演劇の神様はいつも暗い客席の3階席のあたりの祠にじっとこちらを見て座っている気がしていました。
今日、演劇の神様はまりまり舞台の上で、親戚のおばちゃんみたいに私達と一緒に腕を組んで笑ってました。こぶとり爺さんの鬼みたいに上機嫌で一緒に踊ってくれてました。私のすぐ横に居ました。
静岡で出会ったお客さま、助けてくれた皆さま、受け入れて下さった施設の皆さま、味方して下さった沢山の神様たち、本当にほんとうにありがとうございました。
又お会いできるように、精進する事お約束します。