ざしきわらし?
ほた遠野日記
遠野で教わったんだけど、居ないはずなのに居る、いると思ったら居ない女の子を座敷童っていって、男の子はくらぼっこって言うんですって。
ところで必殺仕事人形式のまりまりには演出や主宰者といった名前の人はいません。
だから
「これをやる意味は何か」言葉で教えてくれたり
「あなたはこれが向いているよ」と進む道を選んでくれたり
「きみは素晴らしい才能だ」と褒めてくれたり
「だからお前は駄目なんだ」と有無を言わさず己を振り返らせたり
・・してくれる係の人も、いません。
でも一つ企画をやるたびに、自信のようなものと、謙虚さのようなものと、支えてくれる大切な言葉を、少しずつ、いただいている気がします。それをくれる存在をほたは演劇の神様〜といったりしてますが。
それは興行主さんや、見て下さった方の言葉だったり、今まで支えて下さった方の存在だったり、企画をやるときの色々な困難だったり、成功や失敗だったり、会場みんなの笑顔が呼ぶ、何かだったり・・。
そして・・一緒に演じている共演者。一緒に演じて稽古をして企画の成功にむかってがんばった共演者に演劇の神様をなんだか見つけてしまうのです。
忘れもしない、初めて昔話メドレーを一緒に創った日から、いままで、一人で出来た事は一つもありません。
今あるささやかな自信も、絶対乗りこえたい自分の課題も、やりたい目標も、底抜けのパワーも、みんな、みんながいたからこそいただけたものなのだと心から思います。
一歩ずつ進んで、また背筋をのばし畏れと信頼とワクワクする楽しさをもって共演できる日を楽しみに。めげずにがんばろうっと。