お芝居デリバリーまりまり 稽古日記

まりまりの今までの道のりが、けっこう赤裸々に読めちゃうブログです。昔の文章(><)書き直したいけど、がまん・・・

一人芝居旅日記

ほた日記2月6日


イギリス、インバネス公演のため、一人電車で北へ。まりまりの他のメンバーは先に帰国してしまったので、久しぶりに、ほたった一人です。寂しくも懐かしい感覚。


地面も遠くの山々も、樹もまっしろ。真っ白な白銀の世界です。焦げ茶の大きな動物が雪の中を列車を追って走っているのを発見。オオカミ?熊かな?


「わーっみてみて!」


・・・と、叫ぶわけにもいかず、黙ったまま窓に張り付く私。これぞ一人旅芝居だね。



駅でオーガナイズをしてくださるミホさんにお会いする。
頼もしくて優しそうな方。嬉しいです!!


ついてすぐデモストレーション上演を2回しました。

お客さんはイギリス人と、なんとフランス人、スペイン人、マレーシア人。つまり、全部私がカタコトはなせる言葉の国の人でした。
おかげで5カ国語をいっぺんに話してご機嫌の私(カタコトですが)、お芝居も好評で安心しました。

でも明後日の本番は
大きな駅前の劇場なのです。

少し風邪気味の私、天気予報では明日からマイナス6度とか???


2月7日

一人部屋で稽古。なかなか気持ちが定まらない。
毎日受験勉強に取りかかる前にジタバタしてた高3の頃を思い出します。


うれしい事にミホさんがビデオカメラを貸してくださいました。
「よろしくお願いします」といって部屋の扉を閉めてくれるミホさん。
その一言がとてもありがたいです。





すぐ横の海へ出てみました。きれいな鳥の声があちこちから。
やっと稽古が乗ってきました。

さて明日は本番です。


2月8日
誰かのお家の居間に仲のいい仲間が集まったかのような、暖かい客席。
遠くから来て下さった方も多いとか。さすがミホさんの人脈!!


今回は大舞台での公演ですが、まりまりはフラットな場所で触れあうくらいお客さんに近づいて、演じるスタイルが多いです。

なので客席とステージの距離を縮める工夫をいろいろしてみました。



30分間客入れをしながら客席を行き来して皆さんとおしゃべりしたり、




舞台に座って家族連れお客さんの似顔絵を筆で描いて、日本語で名前を書いてあげてプレゼントしたり。




インドネシア語やフランス語を喋る方もいてつい嬉しくて喋ってしまいましたが・・・だめだめ。舞台では英語でやるので、頭の中を英語バージョンにしておかなくては。




あとはMCでお客さんに参加してもらったり。これが私の場合けっこう集中力がいるんですが(まだまだ英語苦手なので喋りながらも客席に耳を澄ましてヒヤリングしないといけないのです)

その感じと、演技に入った時、みんなのイマジネーションを一気に身体一つで引き受ける集中(どんどん子どもたちが前の席に移動しようと赤ちゃんが泣こうとお芝居の間はずらさず演技を進めないといけません)


と、一人こっそり切り替えなくてはなりません。思ったより体力を使う舞台になりましたが


暖かい拍手をいただき、沢山笑顔で声をかけていただいて感激の終幕になりました。
「物語の中に深くダイビングしたみたいな気持ちになった」と言っていただけたのが嬉しかったです。


ミホさん、そしていらして下さったお客様

ほんとうにほんとうに
ありがとうございました。


次回はぜひ、まりまりメンバー首を揃えて!?まいりたいと思います。

まりまり・ほた