お芝居デリバリーまりまり 稽古日記

まりまりの今までの道のりが、けっこう赤裸々に読めちゃうブログです。昔の文章(><)書き直したいけど、がまん・・・

笑顔が届きました!

ほたです。
去年の三鷹保育園保護者会のまりまりお芝居会の写真が届きました。


豪華5人出演のお芝居でした。
赤ちゃん達もすごい集中力です。。

参加型お芝居にちーっちゃい子がトコトコ出てきて、出演してくれました。↑まりまりお芝居史上最年少じゃないかな〜?


赤ちゃんまで、目があうとほほえみかけてくれる。
子ども達の暖かさに私の方がうるうるしちゃいました。
最後は全員参加でお芝居です。

人と繋がるって楽しい!




今はいろいろ大変な時ですが
悲しさとか不安とか、そんな気持ちも
お芝居する時に頭の中でじゃぶじゃぶっと洗って、
少しでもいいから、前進させて外に伝えたいです。

色んな出来事が
一人ひとりの頭の中を通り過ぎる度に
少しずつ明るい色に染めて行けたらいいですね。

そんなバトンを誰かに渡せますように。
心穏やかに、一歩ずつ、がんばれますように。

考える事いっぱいすぎ!!

4月2日 東村山でチャリティーライブに出演しました


先日の「かわせみ」でのお芝居(一つ前の日記参照)で出会った「健さん」が「チャリティーライブをする事にしたので来ませんか?」とお誘い下さいました!!



村山駅徒歩3分のMUSIC&BAR 樹民 Juminにて。


奇跡みたいな出会いでステージに立たせていただきました。ドーナツ屋さんにてお芝居した時のお客さんだった方も来て下さり、すっごくうれしかったです。



他の出演者は皆さんホント素晴らしい音楽、そんな中場違いにも「ほた」一人でお芝居・昔話メドレー。最近一人芝居をやり続けていた「ほた」ですが、柄にもなくとても緊張しました。なぜってね、



スポットライトでお客さんの顔が見えない!


突然始まった見慣れないお芝居にお客様全員フリーズ!!



・・・・という、まりまり役者にしてみたら、半分かけてしまったような環境だったのです〜。


え〜もちろん、劇場でお芝居していた昔は、真っ暗な、し〜〜んとした、大きな暗闇のような客席に向かってお芝居していました私も。特に国内公演の時はお客さんはとっても静か。時にはアンケートを読んでやっとお客さんの反応が分かる、なんて日もありました。


でも、まりまりで、演技は私がするけど、その場はお客さんと一緒に作る、その時ごとお客さんと顔を見合わせて、お芝居が見えてくる、、、というようなお芝居をするようになって、はや数年。


もう、お客さんが見えない、気持ちが分からないって事がこんなに辛いとは。
後で、沢山の方から素敵な感想をいただいたのですが。

MCも含めて、このシチュエーションにどう対応するか、ちょっと考えないと!と思った次第ですっ







4月9日 東村山のデイサービスでお芝居しました。


凄く久しぶりの3人での興行。もっちょ・うららちゃん・ほた。稽古が楽しくて仕方ない。3人って贅沢だな豪華だな〜って思ってしまいました。お芝居は構成も含め素敵な仕上がり。


1演目め浦島太郎のあと、なぜか一人のおばあさんが舞台に入ってきました。ゆっくり歩いてきて・・・舞台エリアに入り、3人のまりまりの横に並んで、客席の方を向いて停止。じーっと客席や私たちの顔をみて、ゆらゆらしてます。おお〜どうやらまりまりに参加したい!?いつもは無反応だったり暴れてしまう認知症の方らしいのですが、どうやらご機嫌なのは分かります。「ニューメンバーです!」



私たちもいったん予定のMC(演目つなぎのアナウンス)を変更。5分ほどしておばあちゃんも気が済んだのか着席し、次の演目が始まりました。なんだか嬉しくて楽しいハプニングでした。

うららちゃんの桃太郎体操講座、まりまりもっちょのホーメイと演奏などバリエーションある構成であ〜、ほんと、一人では出来ない本番、2人では出来ない稽古が出来て、まりまり共演者のありがたみをかみ締めた「ほた」なのでしたっ

お芝居しながら考える 考えながらお芝居する

ほたです。最近はお芝居を自分の身近な場所に届ける活動を毎日しています。演じているか稽古してるか会議や打ち合わせしてるか。しながらいろいろいろいろ考えてます。


3月16日 東村山ドーナッツ屋さん

出演ほた。電車も動かない、テレビは津波の映像ばかり、放射能が怖くて出かけられない、
今夜は停電だけど懐中電灯もろうそくも売り切れ・・・・街中が非日常になってしまった
村山駅前で、偶然居合わせた高校生のカップルや一人暮らしの学生さん、おばあちゃんなどと一時を過ごしました。
一生忘れられない日になりました。

夜はまりまりムッシュこと鎌田貴嗣が高円寺アローンで一人芝居。






3月18日 東村山喫茶店かわせみ
 

出演ほた。自宅から歩いて行ける田んぼの横の日本茶喫茶店
観てくださった皆さんは音楽をやっていたり、写真を撮る方だったり。
音楽をやる「健さん」は「自粛するべきかと思ってたけど、いいな・・・と思った。自分もやろうかと思う」と言って下さって嬉しかったです。




3月23日 東村山ドーナツ屋さん 

出演ほた。なななんと、2年前6人出演のまりまりを久米川のモザーク祭りで観てくださったという親子が観に来てくれました。
最後に帰る時出口まで追いかけてきて手を振ってくれた男の子がいて、後でお母さんからメールがあり
モザーク以来親子でまりまりのファンでしたと・・・。

「今日のまりまりは私(ほた)の一人芝居だったけど、独りじゃなかったんだ」と思えて

涙、涙でした。やってよかった。





3月25日 池袋 鈴ん小屋

もっちょ・ほた
まりまりのもっちょこと寺本雅一のライブにお邪魔してお芝居。
久しぶりのスポットライトつきでした。
体調の最悪だったほたはお客さんの感想もあまり聞けず。
でもとてもおもしろがって下さったようでよかった。





3月27日 高円寺アローン

ムッシュ・もっちょ
覚悟の程がズシッと腹にくる物語でした。私はまりまりを名乗って恥ずかしくない芸をしてるか。真剣に考えました。すごい仲間がいて、よかった。負けないわよ!




4月2日は東村山のバーで、
4月9日は東村山のデイサービスで
それからうどん屋さん、ドーナツ屋さん再びと
ほたは地元活動をします。

5月はいよいよ千歳烏山路上演劇祭と静岡、千葉、などなど国内あちこちへ。
情報はミクシーのまりまりコミュにどんどん載せていきますのでチェックしてみて下さい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3239961

しょうこりもなく。

こんにちは。

まりまりのほたです。


今日は近所の日本茶CAFE KAWASEMIさんでお芝居させていただきました。
トトロの森・八国山の麓、田んぼの横の橋を渡ってすぐにあるおしゃれで落ち着くお店です。

偶然、音楽や写真をやっている方などなど素敵な方々にご覧いただく事が出来ました。
大人の男性ばかりだったので、どうかな・・・と思ったのですが喜んでいただけて本当に嬉しかったです。
終わった後はひとしきりおしゃべりをして、音楽会のお話を聞いたり、写真を見せていただいたり。

まりまり上演場所について皆さん色々考えてくださり、

「そうだ、あそこのうどん屋さんは・・・?」

「どうだろう・・・難しいかもよ・・・」


なぜならそこのうどん屋さんは畑の横に立つ、のどかな雰囲気のお店なのですが、初めて食べた人は驚きで唸ってしまうほどの美味しさ。色々なところからリピーターが車で押し寄せる知る人ぞ知る名店なのです。ご主人が料理をしている姿にはなにかオーラを感じてしまいます。

みなさんご主人のこだわりと心意気をご存じの様子・・・。でもでも私は知ってます、ご主人とっても優しい方なんですよ!!ここはぜひ、今すぐ交渉に行って来なくては。私はさっそくKAWASEMIを飛び出しうどん屋さんへ。


「なんか怖いニュースで殺伐としているから、せめてご近所でお芝居を出前して回って、子どもたちや、会えばつい地震の話になってしまう大人達に、お芝居を観て貰って皆で笑える時間を届けたいんです」とお話しすると



「・・・子どもが来るから土日がいいんじゃないかな。どこでやる?ちょっと一緒に場所を見てみよう」


っと快諾してくださいました!!!

ほらね〜!!嬉しくて、走って走って帰りました。

色々な素敵な方々に会えてとっても元気になった今日一日でした。
明日も一日を大切に過ごせますように。

お芝居させていただきました

今日、東村山の駅前のドーナツ屋さんGrandpaでお芝居をさせていただきました。


店内には約十数人のお客様。
まりまりお芝居のお知らせをツイッターで読んでいらして下さったお子さん連れの方、親子がふた組、
家にいても暗くなるから・・・と出かけてきた近所の学生さん、偶然居合わせたシャイな高校生のカップル、3人でいらした大人の女性の方、他一人でいらした女性が他に数人いらっしゃいました。年配の方から小さな子まで様々でした。

ピアノを弾きながら歌う春川さんの歌、サックスを吹く学生さんと春川さんの合奏、そして小さな姉妹のピアノの連弾!!(なんと、彼女たちは独学で聴いた事のある曲をアレンジして弾いてしまうんだそうです。まだ、小学校低学年だよね。すごーい!)


盛りだくさんの会が1時半過ぎから始まり、まりまりのほたは、2時からお芝居をさせていただきました。
子どもも大人も、いつもとちょっと違う。お話の世界に吸い寄せられていきます。


アニメも、ドラマも見れない日々。
自分の生活とはちょっと離れた事に心を泳がせて、ほっとする時間が大人にも子どもにも足りてなかったこの数日のせいなのかもしれません。



クライマックス、シーンと静まりかえってお芝居の世界を見つめている皆さんの気持ちが、空気をふるわせて聴こえない音のように、私に届きました。

その後は、まりまりのアヒルの歌を全員で踊りながらやったり、浦島太郎や桃太郎を踊ったり、子どもたちが猿や犬の役をやってくれて桃太郎行進をしたり。知らない人同士が色々おしゃべりして、今日までの話をしたり。シャイな高校生達もちゃんと、その場の仲間になってくれました。

楽しかったね。またね。今日という日をみんなが大事に、またの日がある事を願いながら別れる、
ふたつの意味で涙が出るほど、いい一日でした。今日見てくださった皆さん、今日私にお芝居をさせてくださった、すべての方々、本当に、本当にありがとうございました。

おしばいします。


お芝居デリバリーまりまり 昔話お芝居


場所:東村山・イトーヨーカドー隣「ドーナツ屋Grandpa」
http://www.donut.co.jp/



時間:2時から音楽会と交互に3時くらいまで。

出演:ほた

東村山では幼稚園や保育園も高齢者施設も休みになってて、電車も止まってて、
子どもも大人も退屈してるので、お芝居をすることにしました。

もとミスタードーナツだったドーナツやさんでやります。
実は今日も、お店でオーナーさんと、居合わせたお客さんに見ていただきまして、
明日の上演が決定しました。

こんな感じで

今後も臨時興行をやって、
お知らせと報告をHPにもアップしていこうと思ってます。
よかったら見てやって下さい。
http://white.ap.teacup.com/marimari/

照明も音響も使わないから節電お芝居。
ご注文があればバスを乗り継いで都内にも出前します。
どうぞいつでもお声かけて下さい。

独りすき?

まりまりは2〜6人くらいの座組でお芝居をお届けしていますが、出演者達は基本的に「一人で人前に立てる」人たちです。

自作・自演出で一人芝居をやっていたり、ライブハウスでのパフォーマンスを企画・出演していたり、朗読で各地に行っていたり。かく言う私(ほた)も、一人パフォーマンスしながら旅をする・・・なんて時もたまにあります。


ひとりで人前に立ち、その場所と時間を受け持って表現をすることは演者本人に取って「厳しいこと」です。


稽古も、本番も自分しかいない。


時間をどう使って、どんな世界を作り、その日、お客さんの並ぶ場所にどうたどり着くか。そして自分の何を見せるのか。見てもらえるのか。
自分の身体と声と心が、今日どんななのか。それを教えてくれる人もいない。




劇場に案内され、楽屋に荷物を置く。照明はどうしますか?音響は?劇場の時間の使い方まで全部、一人で判断して決めなければならないそんな時もあります。

でも、一人ということは逆に人間にとって一番チカラが出しやすい環境でもあります。「ひとり」という状態の私をみると、お客さんも「ひとり」で私を受け止めてくれます。

それを感じあうことが出来れば、私も今の自分全部で表現できる。自分が人前に立った100%の実感を裸一貫?で味わえる。

「自分」を突き詰めようとする表現者は、「ひとりが一番いい」という感覚をみんな持っているような気がします。

言い訳も納得できない事を受け止める事も妥協も歩み寄りも理解できない相手と手探りで一緒に歩く事も必要ない。

すんだくらい湖にたった一人で、見えない向こう岸に向かって泳ぎ出すような、自分の身体一つで起こす摩擦を全身で感じる感覚。この自由と孤独の感触は、恐ろしく、魅惑的でもあります。


でも、それでも、他人と一緒にパフォーマンスするのは何故なのか?
その答えのカケラような物が、まりまりの興行で実感出来る時があります。先日2月27日に横浜のダウン症の子どもたちと親の会にお芝居をお届けしました。

その時、演者である私たちが心を合わせて、いまそこで、あやうく創ろうとしている世界に、お客さん達が一緒に心を合わせて創造に参加してくれている、そんな瞬間をさざ波のように何度も何度も感じました。

相手を感じること、受け止めること、合わせること、共鳴する事。
自分をためて、待つこと、味わうこと、その先に自分が、雲をまたぐ巨人の身体の一部になったような・演者全員の身体から光が?ぱーっと出るのを一緒に感じるような、感覚にたどり着く瞬間があるのです。あれは・・・何という物なんでしょうね?